難破船の甲板でオレは寝言を言う

一回目の人生は強制終了させました。もう40代後半にも入ろうとしてるのに。

怒涛の派遣会社廻り⑤

派遣会社三社を一日で周った翌日の会社訪問、ここは以前から予約を入れていた派遣会社だった。ここだけは電話ではっきりと「面接」があると言われた。おそらく派遣会社がクライアントから一任受託されてる職場への派遣なんだろうな、と推測した。

 

 

所在地を確認すると、、前の職場の目の前のビルだった。

 

 

半年前まではここまで毎日通ってたんだよなと思うと少しだけ不思議な気持ちに。前の職場はテレアポの会社で、退職に際しても円満退職というか、他部署への異動のオファーをいただいてたぐらいなので関係は良く、少し寄って行こうかなとも思ったが時期じゃないなと止めておいた。

 

 

 

とりあえず会社訪問、面接?に集中しよう。先方企業に足を踏み入れた。

 

 

今まで足を運んだ会社に比べ、少し落ち着いた雰囲気の入り口。とある商社の孫会社の人材派遣会社である。システム系の会社だからか、少し地味な印象である。

 

ここが出していた当該案件が実は一番待遇が良く、業務内容も面白そうだった。交通費も全額支給。

 

 

話は少し逸れるがツイッターでも書いたが、派遣会社はなんで交通費出さなくなったんだろう。ひと昔前までは交通費支給が普通だったんだよね。直雇用だとバイトでも交通費は支給される中、派遣通すと時給は若干良いものの交通費支給にならない。なんだか搾取されてる感を感じてしまうのは自分だけだろうか。

 

それはさておき。

 

 

 

小さい応接室に通されて、記入用紙を渡された。表面は簡単なプロフィール、裏側はWEBやシステムについての資格やキャリアを記入する欄がぎっしり。んー、システム会社っぽいな。Officeやhtmlやcssぐらいはググりながらであれば使えるが、業務としてやったわけではないから埋められるほどのものはない。ここは正直申告で記入し提出。

回収に来た事務の女性が一度戻ってきて「あの・・裏面(スキル申告の面)はこれで大丈夫ですか?」と確認に来たが、はい、それでいいです、と答えた(今思えば、少し盛った方が良かったように思う)。

 

そのあとにさらにテストらしきもの。

 

このテストがかなり厄介で、「こういう場面であなたはこういう立場にいます。次の4つのうちあなたはどういう対応を採りますか?」みたいな設問が100問近くあった。

性格性向を知るためのテストなんだろう。設問に正解がなく、どれもが正解のため、頭を使った。といってもこれだけ設問が多いと人格を作っても無駄であるし、そもそも作る必要もないので、募集職種である役職(リーダー職)沿って、同じようなポジションにいた頃の自分を思い出しながら回答していった。

 

 

 

 

 

テスト後、ほどなくして中年の男性が二人、ブースに入室。面接官らしい。名札をみせながら挨拶、私も立ち上がって礼。面接の始まりである。

 

 

この面接は以前書いた外資系の会社の面接の次に長かった。

職務経歴書とプロフィール用紙に沿って経歴など細かく訊かれ、その時考えていたことを訊かれ、割りと根掘り葉掘り状態。応答に一貫性を意識しつつ、40分近く経った頃そろそろ終わりかな・・・と思ったところで、今度は口頭テスト。論理力を探るようなテストで、これは実際業務内容に近い内容。プログラミングに必要な要件を洗うような内容でその場でその力があるかどうかを調べるようなものだった。とりあえず全問正解してクリア。うーん、割りと大変な面接だな、そんな印象のうち終了に。

 

 

感触は悪くはなかったが、気になったことが一つ。

通常どんな会社でも退室の見送りのタイミングでの相手の応対は丁重な感じだと思うのだが、ここはさっさといなくなってしまっていた。振り返ったらすでにドアが閉まっていた、というか閉められていたという印象だったのだ。

 

 

厳しいかもな、と帰り道思った。

 

 

案の定、遅くとも一週間内に連絡します、とのことだったが連絡が来たのはちょうど一週間後で、いわゆるお祈りメールであった。

 

撃沈である。

 

 

まあ、きっと私よりスキルを持ってた人が受かったんだろうなと思っている。スキルアピールはできる限りですべきだという反省を得た。

 

 

あと新規開拓予定は一社。

 

 

つづく。